2007-01-01から1年間の記事一覧

memo

「マリ子と犬の物語」 やっぱりね。 「アディクトの優越感」 そらそうだ。 「わが少年時代のポルト」 惜しい。ていうかトップは配給会社のサイトだこれ。 「PEACE BED ジョン・レノンVSアメリカ」 モスラが後ろに来るのは平成シリーズ。 「愛・編む・レジェ…

今年の映画

いろいろ感想を書いているもののまったくアップしてないけれども 今年劇場で見た新作映画だけメモっておこう。臀部(おしりの意)で159本。 あと10本ほど見る予定なんで後ほどカクタス(英語でサボテンの意)ことにします。

いのちの食べかた (2005 ニコラウス・ゲイハウター)

レイトでやってる「ラ・ヴァレ」を続けて観るかどうか迷ったがやめておいて正解。疲れた。すごいものをみせられたからというよりは、音楽・ナレーション一切なしのスタティックな工場映画だったので、かなり集中力が必要だったわけ。画を並べただけで何もい…

カタコンベ (2006 トム・コーカー デヴィッド・エリオット)

ヒロインが地下道(ウリになっている地下墓地のスケール感ゼロ)をうろうろする。以上おわり。 こりはひどい。このレベルの映画は妖怪レーダーで察知できるつもりだったけど気がつくと毛が抜けていたよ。いくらオチをブラックにしても許してやらんもんね。予…

親不孝通り (1958 増村 保造)

市川崑の映画にでてる川口浩は好きになれないが、増村保造の映画だとすんなり観れるのは何故なんだろう。 初期増村の快作。山荘に向かうワゴン車の中で若い娘たちがフニクリ・フニクラを合唱するという、ある意味とっても危険なシチュエーションを見事にしの…

サッド ヴァケイション (2007 青山 真治)

「EUREKA」のキャラも何人か出てくるが、役所広司が演じた「EUREKA」の主人公・沢井真は死んじゃってる設定(とは後で知ったんだが)。だからというわけじゃないが、これはまぎれもない「Helpless」の続編。 前作では光石研ふんする安男さんが運んできた暴力…

スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ (2007 三池 崇史)

(北村道子の衣装を着た伊勢谷友介が一番かっこよく見えるという事態が発生しておる。ということはこれはアニメ映画なんじゃないだろうか?) これで見る限り三池崇史はウォシャウスキー兄弟の代わりに「マッハGoGoGo」が撮れるとは思う※そんな話はありませ…

ホステル2 (2007 イーライ・ロス)

↓ネタバレ気味ーシェルター↓ 役者の面(つら)セレクトが相変わらず上手いとは思ったものの、前作にあった巧みさが後退してかなりストレートになった印象。 前作の野郎3人ボンクラツアーズは振り出し時点では誰が主役かまるでわからない、っつうかどうでもい…

怪談せむし男 (1965 佐藤 肇)

Yahoo!映画の上映案内にこの映画だけ載ってねえ。 「ノートルダム男」という表記をTV欄で見かけた、という話を10年以上前に聞いたことがあるっすが、 「怪談男」キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! (←控えめ) ってタイトルでもいいのでDVD出してちょうだい。 去年シ…

愛の陽炎 (1986 三村 晴彦)

「幻の湖」での大開放後、すっかりフリーマン(いろんな意味で)となった橋本忍先生がその3年後に書いた作品。製材所の事務員の伊藤麻衣子がトラックの運ちゃん萩原流行に騙されて逆上し、丑の刻参りをする(二行であらすじをまとめられるのが傑作の条件と…

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (2007 庵野 秀明)

CGでリニューアルされたラミエルかっきぇ。どーせなら「度胸星(いまでも再開希望)」のテッセラクト(テセラックだった)みたいに四次元攻撃(遠近法無視)とかしてほしかったの。 ドラマ部分はディテール含めきっちり10年分古びているのを確認。「破」以降…

シッコ (2007 マイケル・ムーア)

ムーアが作品を発表するたびに批判が出る「自分の主張に都合が悪いデータを無視する」件。 公平を期してってことなのかパンフレットにもその点へのツッコミ文章が載せてあるんだけど、指摘してるのがデーブ・スペクターというあたり、作品の価値を下げない良…

クライモリ (2003 ロブ・シュミット)

劇中、山の中の誰もいない一軒家に入っていこうとする主人公にもう一人の男が声をかける。 「南部でそんなことをしたらどうなるか。『脱出』って映画を知らないのか?(大意)」 ところがDVDの日本語字幕では「脱出」が「サランドラ」になっているのだっ…

ハイテンション (2003 アレクサンドル・アジャ)

ねっとりした色調(血の色も)がヨーロピアンで、サスペンス演出も暴力描写も悪かないんだけど、なんか微妙にずれてると思いながら最後まで観ると…あーね、ちょっと半端なことになっちまったような。こゆことしたいならテッテ的に緻密にやるかリビドーにまか…

ウェス・クレイヴン's カースド (2005 ウェス・クレイヴン)

ホラーコメディ。開巻から相当適当な作りで(おれが見逃したのか知らんけど、冒頭の女二人組は結局どうなった?)クレイヴンやっつけ仕事か?と思わせるが、クリスティーナ・リッチが出てくると画面が落ち着く。狼男に襲われて、自らも狼の魔力に支配されて…

DVDで、いままで見逃してて気になってたホラー3本立て。

さよならジュピター(1984 橋本 幸治)

シャンテで「リトル・チルドレン」見た後フィルムセンターで「アナタハン」、という予定だったが時間の読み間違いで「リトル〜」に遅刻。まあ待っていればギンレイでやるか、とあきらめて早めにフィルセンへ行き、この映画を。実はスクリーンでは初見。 SF…

ファウンテン 永遠につづく愛(2006 ダーレン・アロノフスキー)

何かのついでってことで、近場でやっていたこの映画も。 主演女優と監督がくっついた時点で予想は出来てましたが、症状としては、恋人に先立たれた男がその事実を受け入れられずにちょっと妄想に走っちゃったかなー程度で、「自殺でさえなければ死ぬのは怖く…

トランスフォーマー(2007 マイケル・ベイ)

さっき歌舞伎町で観てきたんだけどさ、こういう映画(宇宙から来た変身ロボットが「俺様はメガトロン!」とか喋るような映画のことよ)がおねえちゃんに受けていると救われるよなあ。銀座なんかじゃこうはいかないよ。 まアンソニー・アンダーソンのパートが…

怪談(2007 中田 秀夫)

ひさびさに金の使い方を間違えてない日本映画(12億かけたらしい)。とくに今年、時代劇の美術と撮影は「武士の一分」以降はひどいもんだったので、まともに観れる映画が出て嬉しいっす。 自分はホラーの人間じゃなく、撮りたいのはメロドラマ(女性映画だっ…

アヒルと鴨のコインロッカー(2007 中村義洋)

原作未読。 大学生活を送るため仙台で一人暮らしを始めた学生が、不可解な隣人(たち)に翻弄され…という、謎が謎を呼ぶというか、別に呼んでないのに謎が勝手に増えていく感じの前半部分はちょっとつらいねえ。特に、河崎という隣室の男にそそのかされて、…

レミーのおいしいレストラン(2007 ブラッド・バード)

「ねずみ食堂」 とか 「じつは新小岩にも激ウマの立ち食いそば屋が突如出現するはずだったが、うっかり足を滑らせてしまいあんなことに」 とか言って遊んでいたが、本編をみればそんな印象は覆るように出来てるんだろうと思っていた。 ・・・ヘルツォークの…

河童のクゥと夏休み(2007 原 恵一)

138分!この子供向けアニメ(事前の情報をまとめるとそう思われた)にあるまじき長尺に、原恵一は職人ではなく作家なんだなあ、と思い知らされてから劇場に向かったわけだが、結論から言えばこれだけの尺が本当に必要だったか疑問である。けどまあこれは「キ…

あ、あとダム映画特集!

これは観たい。 ザ・ダム! これが成功したら「トンネル映画特集」「大架橋映画特集」「タンカー映画特集」「キャタピラ映画特集」…と続けてほしいったらない。

ラザロ -LAZARUS-(2003 井土紀州)

蒼ざめたる馬篇 複製の廃墟篇 朝日のあたる家篇 m@stervisionさんのいうとおり、上記の順番(製作順)で観るべき。(そーするとなぜかBプロ⇒Aプロという流れになってしまうが気にしない) この順で観ると、「OUT」のような女の集団犯罪のリーダー・マユ…

食べて。飲んで。歌っても。ぜひ歌舞伎町へ。

↑なぜかBGMがラテンなギターで、今は亡き新宿スカラ座でサウナレインボーと一緒にかかってたフラメンコパブの宣伝を思い出します。どうでもいいけどもう少し声張ろうよ。 ネットで知り、これは作んないと損だな、と下部記帳周辺のコンビニでぴあを探すも…

てのもなんだから一応書いておくと、1作目を意識したセリフやシーンはやたら多いんだけど、はっきりいって空しい。

ダイ・ハード4.0 (2007 レン・ワイズマン)

封切りの週に観に行ったのだが、teskereさんと同じように爆睡してしまった。 自慢じゃないが「パイカリ」の1,2なんか、ビデオなら早送りするところで寝て、展開が押さえられる最低限の箇所と派手な見せ場ではきっちり起きている(のちにDVDで確認した…

ナッシュビル (1975 ロバート・アルトマン)

それぞれ一癖あるキャラクターたちが、ギリギリのヤバいシチュエーションに放り込まれてなんかおだやかでないことになる。そんなシーンで観る側が当然予想するような破滅的な展開が(実際にこれ破局じゃない?ってとこまで行くこともしばしばあるにもかかわ…

はじめましてアルトマン

初めてリアルタイムで観たのが「ポパイ」で、そこからしばらくの間スランプと呼ばれる時期に入り頻繁には名前を聞かなくなる(わりとコンスタントに撮ってはいるのだが、それらのタイトルの普通の映画っぷりが本調子の出てなさを感じさせる)アルトマンとは…