『007』シリーズ最新作、20年ぶりの漢字邦題に決定

http://www.varietyjapan.com/news/movie/2k1u7d000001n4aq.html
自分のこづかいで映画館に通いだしたン十年前から、映画雑誌のコラムとかで「最近の邦題は手抜きが多い」とはいわれてた。
個人的にいくらなんでもこれは、とさいしょに思ったのは「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」で、意味はわかるけどナカグロが実に5個、読むときに視線がガクガクして気持ち悪すぎ。いっそ「ワンサポンナタイミンナメリカ」にしてはどうかと思ったものです*1
もうなんでもありだな、となったのは「リバー・ランズ・スルー・イット」。この場合イットとは何をさすか20字以内で答えなさい(5点)。きっと「おとうと川」とか演歌っぽいタイトルしか思いつかず投げちゃったんだなあ、と当時思った。あと「リーサル・ウェポン」、邦題より公開時コピーがいきなり「今年の夏は"リーサル"だ!」ときた。いま何猿とおっしゃいました?てなもんだったはずだが、映画がうけてシリーズ化したらLethalもなんとなく意味が通るようになっちゃったからイキオイというものは恐ろしいね。
さてそこでこの映画ですよ。 製作開始のニュースで報じられたタイトルは 「Quantum of solace クォンタム・オブ・ソラス」。 オブしかわかんない。 しかも二つの単語のわかんない純度が高く、これそのままやったら新記録(なんの?)だなあ、と思っていたところ邦題がついた。
 
「007/慰めの報酬
 
なぐさめのほうしゅう・・・ヘルス嬢のギャラのことですか。すみません。「消されたライセンス」以来の日本語タイトル*2らしい。一応原題の日本語訳ということなんだろうけど、スパイ物といわずどのジャンルにもしっくりこない(それこそポルノならもう少し扇情的な言葉をかぶせるしなあ)、ユニークなタイトル*3になっちゃったよ。
このタイトルだと例えばポスターのビジュアルなんかも、本国まんまでは多分違和感がでそうだし、今後の宣伝展開にわりと注目。
 
後記:あ、若松孝二?ちゅうか大和屋竺

*1:まあ「ウエスタン」の例にならえば「アメリカン」が正解かな。VSOP。正解じゃねえよ。

*2:英語入っとるやんけ。純粋日本語タイトルは『美しき獲物たち』以来か

*3:とかいいつつなんか既視感もあるが