かなざわにっき しょの1

兼六園って朝早くから開いてんだな。チケット受付開始の時間までぶらぶらしてみたが野牛の姿はなく、鯉と蚊しかいなかった。
夜行バスではやっぱり眠れずちょいと辛かったが頑張ってワイズマンの「基礎訓練」をみる。「フルメタル・ジャケット」(の前半)のパクり元として有名な映画。バリカンで次々と坊主頭にされていく若者たちのイメージなんかそのまんま。男根主義基地外が大好きなキューブリックがリー・アーメイという逸材を得てハートマン軍曹の面白すぎるキャラを仕上げたわけだが、反戦機運のなかで全米各地からかき集められた若造でもを何とか一人前の兵士に仕立て上げなければならない実在の教官たちにはそれぞれの逡巡や気負いといったものが垣間見える瞬間があっておもしろい。
14日のオールナイトの会場である駅前シネマを下見。食堂や飲み屋が棟を連ねる慎ましやかな小路の角を曲がったところにある、たぶん二番館か名画座が転じてのピンク映画館で、エクセスの新作が3本立てでかかっていました。ここにメリン神父を立たせた映画祭チラシのアートワークは秀逸。
今回のお目当てであるクリスピン・グローヴァーのビッグ・スライドショウ*1、10月に21年の歴史に幕を閉じる金沢市民の憩いの場・ルネスかなざわの話なんかはまた後で。オールナイト始まっちゃう。

*1:トークショーなどでこちらが一方的に存じ上げているライターや作家、ブロガーの人がいっぱいきてたのでそっちを読むのが楽しみ