クライモリ (2003 ロブ・シュミット)

劇中、山の中の誰もいない一軒家に入っていこうとする主人公にもう一人の男が声をかける。
「南部でそんなことをしたらどうなるか。『脱出』って映画を知らないのか?(大意)」
ところがDVDの日本語字幕では「脱出」「サランドラ」になっているのだった。これはアレですかね、アリバイ破り?<なんでわざわざ字幕で?
というわけで、これが公開できたんならアレクサンドル・アジャの「サランドラ」リメイクもさっさとリリースしてよかったのでは?というくらい殺人鬼一味が(違う意味で)危険なほかは、ふつうのスラッシャー映画。ちょっと面白かったのは、森の中を殺人鬼から逃げまどう主人公たちが、やぐらの上の森林監視小屋に逃げ込んで、そのあとしばらく縦方向のアクションが続くところ。あまりこのジャンルの映画で見ない展開で珍しかった。やっでんいっちょん怖くなかばってん。