感想を書いているとどんどん長くなってきてまとまらない病なので最近観た映画とこれから観たい映画について覚え書き程度で。

  • 「コロッサル・ユース」はフィルム上映だったけど、観てるあいだずっとこれはDLPで観るべきなんじゃないかと思ってた。そこら辺どうなんだコスタ。
  • 「道中の点検」は見事な展開をみせる、芯のしっかりした素晴らしい娯楽映画だった。「フルスタリョフ」から遡って観た自分は倒立してたことに思い至る。役者の顔がみんな凄く良い。
  • ホット・ファズ」は公開二日目にみた。ほぼ全回満員だったらしく慶賀の至り。ジャンルの歴史に新たなページを付け加えた傑作だった「ショーン・オブ・ザ・デッド」と比べると限定的になっちゃった気がしないでもなかったが景気の悪いことは言うな俺。「シューテム・アップ」と二本立てで新橋でかけたいと思った。
  • 攻殻機動隊2.0」も二日目に観たらミラノ1に格上げになっていて、確かにとうきゅうやミラノ3では収まりきれない数の客が入っていた。なかみは「攻殻機動隊3D」を作りはじめたら予算を一ケタ間違えてたのに途中で気がついた、という映画だったが。
  • 「狂気の海」の併映でみた「YESMAN / NOMAN / MORE YESMAN(松村浩行)」。デルロイ・リンド似の黒人や犬山イヌコ似の中国人、マチュー・カソヴィッツ似のお兄さんがカタコトの日本語でブレヒトを演ずるという、仕掛け命の映画に見せかけてなかなかの傑作だったので、こんどの木曜にユーロでかかる新作「TOCHKA」は何とか観にいきたい。
  • これから観たい映画では「カメレオン」がネットの巡回先での好不評の振れ幅が大きくてちょっと気になる。予告編で見る限り阪本順治の良いとこと悪いとこが両方出てる予感。
  • つまみ食い人生をちょっと改めようと発作的にPFFのダグラス・サークをまとめて買ったためちょっと貧窮、なんだけど9月の金沢映画祭に来るクリスピン・グローバーのビッグ・スライド・ショー(という興行)は意地でも押さえる方向。だからもうちょっと頑張れ俺。