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いのちの戦場 -アルジェリア1959-
新宿武蔵野館
アメリカがベトナムを描いたように、フランスもアルジェリアを描かねばならない」
ブノワ・マジメル
そのマジメルの涙目が印象に残るが、監督のスズメバチの人は火薬が大量に使えるので参加したんじゃないかなあ。製作意図は言葉どおり真摯なものあることは疑わないけど、まあ名前にたがわずこの人非常に根が・・・まじ・・・め・・・ガガガガガガガ(蜂の巣)る。すみませんでした。
特殊な時代の余韻があったとはいえ戦争終結直後に「帰郷」「ディア・ハンター」を作ってしまうアメリカと比較して、50年前の戦争の反省をしているようでいていかにも学習しましたーっていう緊張感のなさと型どおりの展開に、ネタとして過去の戦争を引っ張ってきたような安易さを感じ取るのをとめられないのだった。