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ヤッターマン

ユナイテッドシネマとしまえん

エンドクレジットで「なんで『それゆけガイコッツ』を流さないのか!」と一瞬憤ってしまったが、だからドロンボーだっつってんじゃんなあ。でもやっぱ三人組の唄といえばあれが最高。
終わってみると何故これをみんな褒めてるのか・・・とキョトーンとしてしまう珍作。「いまや大人向け作品でもビーチクのチラ出しすらはばかられるような世の中、いっそお子様向けだからこそやれるところまでやるぜ!」という姿勢への評価、またはとにもかくにも深キョン一点買い!ということで褒めているならわからないでもない(しかしドロンジョ様の台詞回しにあの声はどう考えてもナシだろう)。あとどーしょーもない捨てギャグで笑えたのはいくつかありましたけどね。
もともと三池崇史の撮るギャグは妙な居心地の悪さが本領みたいなところがあるにしても、特に前半における間の悪さ(タイミングだけでなく空間的なことも含む)が尋常でなく、上記の得点ポイントを全部チャラにしてしまうほど。あと衣装、CG、曲のアレンジ等々、どの要素もリキ入れるところを微妙に間違ってて、結果あらゆる意味でヌケの悪さが際だつ*1という、同じ間違いにしても「ジャンゴ」のほうが俺的には全然ましだった一本。

*1:特に照明、というかデジタルで暗くしてるとこ!「20世紀少年」でも思ったが、とてもじゃないが商品レベルの画面じゃねーぞ