インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国(2008 スティーブン・スピルバーグ)

冒頭タイトルバックから「ハウンド・ドッグ」が鳴りひびく、インディミーツフィフティーズ。結論から言うと食い合わせ悪いね! この際だから核実験の影響で兵隊アリが数十メートルに巨大化して大暴れ、墓の中でサヤに入ったコンキスタドールが目覚めて生気のない顔つきでペルーの村を侵略し、ラストで¥en-Bang(←超ネタバレ)からリンゴ・スターが降りてきて地球が静止すれば面白かったのに。
もともとインディアナ・ジョーンズ自体が「レイダース」で登場したときからコスプレ感の強いキャラで、'30年代*1の冒険活劇ヒーローがいま蘇る、というコンセプトそのものが売りだった。というかヒットしたから「売り」と言えるけども、製作ニュースの時点ではルーカス&スピルバーグのドリームチームに対する期待値の影でかなりの危うさも感じる題材でもあった。もし失敗してたら「ロマンシング・アドベンチャー キング・ソロモンの秘宝」も「エル・コロナド」も「ジャングル・レイダース 黄金のレジェンド」もこの世に存在しなかったと思うと映画史的にいかに重要な作品だったかよくわか
(続く!)

*1:舞台は'40年代だけどルーツ的に